【速報】Amazon Bedrock Knowledge Bases で構造化データ取得をサポートするようになりました
こんにちは、森田です。
現在ラスベガスで開催中の AWS re:Invent 2024 の Keynote にて Amazon Bedrock Knowledge Bases で構造化データ取得のサポートがプレビューとして発表されました。
概要
Amazon Bedrock Knowledge Bases で自然言語での問い合わせを使用して構造化データを取得できるようになりました。
従来までは、構造化データを取得するために自然言語クエリを SQL クエリに変換が難しく、課題がありました。
今回のアップデートでは、Knowledge Bases 内部で NL2SQL モジュールを使い、自然言語からSQLクエリに変換してくれるようになります。
例として、「What were my top 5 selling products last month?(先月最も売れた製品トップ 5 は何ですか?)」とKnowledge Bases に問い合わせを行うと、SQL に自動的に変換し、データベースに対してクエリを実行して結果を取得します。
また、取得した結果は要約された内容がレスポンスとして返ってきます。
Bedrock Knowledge Base がサポートされているリージョンで利用可能です。
なお、構造化データのデータソースとしては、Amazon Redshift、Amazon Sagemaker Lakehouse のみをサポートしています。
さいごに
構造化データを使った生成AIアプリケーションの実現が可能となりそうな便利なアップデートでした。
現状は、2つのデータソースのみサポートのため、今後のサポート拡充が楽しみです。
なお、この機能を利用する際には、任意のSQLが実行されるため、セキュリティ上のリスクとならないか注意し、ご利用ください!